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お人形の話をしましょう  ギグルスの巻

1960年代後半にアメリカ・アイデアル社が販売していたギグルスドール。
腕を動かすとスイングアイのヘッドを左右に振りながら、とっても楽しそうにケタケタ声を出して笑うギミックが特徴です。
こんな風に笑います。とっても楽しそう。


でも作られてから50年近くが経っているので、おなかの鳴子の部品が劣化して、笑わなくなってしまっている子がほとんどです。お手元にこのお人形をお持ちの方の中でも、この子が「笑う」ことを知らない方は多いのではないでしょうか。

私は1960年代の生まれ、子供時代はまさにこのギグルス全盛期でしたので、妹のおもちゃの中にもこのお人形はありました。ケタケタ笑う姿が面白くて、しょっちゅう笑わせていたことを覚えています。

これはベビーギグルス。ブラウンやブロンドなどの髪色があり、またフェイスにもいくつかのパターンがあります。お姉さんタイプのギグルスは腕を開いたり閉じたりすると笑い、このベビータイプは左手の上下で笑います。ベビータイプの方が後から(1968年以降)作られました。

そのおもちゃが今は立派(?)なヴィンテージとなり、アメリカのディーラーの手を経て、ふたたび私の前に現れたのです。そして壊れて笑わなくなったギグルスを見た時、「もう一度笑わせたい!」と思ってしまったのです。

だからヴェルサイユの扱うギグルスは、みんなこのギミックが修理され、ちゃんと笑います。なにぶん古いものなので、パーツの欠損などでどうしても修理できないものを除き、本当に楽しそうにケタケタ笑う子をお届けします。

ちゃんと笑うギグルスがあるのは、たぶんヴェルサイユだけ。
当店のこだわりです。
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